香港人はホリエモン?

香港人とホリエモン

香港人は勤勉か?」
今日はそのことについて、ぼくなりに解釈してみたい。
「勤勉な国民性といえば、日本人」っていうのが、自他共に認める「世界の常識」。だと思ってきた。武士道にも通ずる「滅私奉公」というのは、日本人の行動規範のひとつ。
みなさんもつい、サービス残業とかやってしまっていないですか?「不景気(人手不足)だからなぁ、我慢しなきゃ・・・」ってつぶやいてますけど、それ、
バブル時代も同じコト言ってましたから!
ぼくはそうでした。「24時間戦えますか?」の時代、殉職しそうなくらい働いてました。でもときどきふと、「日本人は、何に対して勤勉なんだろう?」と疑問がわき、これに対しぼくの答えは、「日本を飛び出すこと」。1990年の春でした。
「日本人、よく働くでしょ?」
ある香港人にこう訊くと、「あったりめえじゃん。あんだけ給料もらえるなら、オレだったら一日36時間働いたってかまわねぇ!」と笑う。
ぼくの周りにいる香港人は、何かしら「目標」をもって働いているような感じを受けます。30を超えたエンジニア、彼は終業後、せっせと大学の修士課程へ通います。総務のオバサン、6時にいったん帰宅すると子供を両親に預け、コンビニのバイトへと出かけていきます。
「自己犠牲的な滅私奉公さ」が、ある程度出世の査定基準になるという、日本企業。ゆえに、「上司が帰らないから、仕方なく残業する」という社員も少なくない。その横で香港人達はPCの電源を落とし、「修学」なり、「バイト」へと向かう。「あいつら、仕事しねえよな・・・」残った日本人は、彼らの背中にそんなセリフをはきかける。 世界中のあらゆる日系企業で見られる光景でもある。
MBAを取得し、もっと高給な会社へ転職する」
「お金を貯めてアメリカへ留学する」
「起業したいから、自己資金を稼ぐ」
「がんばってれば、そのうち、いいこともあるだろう」と漠然と滅私奉公する我らが日本人ビジネスマン、これに対し香港人達のなんとたくましいこと・・・。
「わがまま」、「いいわけが多い」、「協調性がない」と、ぼくたち日本人は香港人を嘆きますが、彼らにしてみれば、「自己実現に夢中だから、他人や会社にかまってられない」のかもしれません。
たとえば今や「時の人」、"ホリエモン(堀江貴文社長)"。 そんな彼だって、同じコトをもし香港でやったなら、当たり前すぎて目立たなかっただろうなあ、と思います。 出身や性別、老若の差別を受けにくい、香港の自由で公正な競争社会。ある意味香港は・・・
ホリエモンだらけ」ですから!
彼に対し、旧勢力といわれるフジ会長やナベツネ(元巨人オーナー)だけど、この対抗図ってどこかでみたような・・・
それって・・・
香港人スタッフ」 VS 「日本人駐在員」
とそっくりでは・・・ ( ̄□ ̄;)!!


うーん、どちらもがんばれ!


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