香港のケータイ事情

地下鉄の風景

香港の携帯電話の加入者数は730万[2003年度*1]。総人口(684万人)よりも多いのでびっくり!つまり、普及率107%ってなことに!!ちなみに日本は68%(2003年度)。 この数字に驚いていると、台湾では普及率114%というから、まあ上には上があるってことですね。(資料元:国際電気通信連合)
そんな香港、ケータイ電話の通話稼働率もすさまじく、地下鉄やバスの中でも皆ばんばんかけまくり、常にどこかで着メロが鳴っている。 しかも、香港人はもともと声がでかいし、着メロもいつだってパワー全開だ。「マナーモードぉ?何それ?」って感じだ。きっと日本人とは鼓膜の作りから違うのだろう。朝の通勤列車の中、となりでつばが飛んできそうな勢いで(実際飛んでくるんだけど)、ずーーーーっとしゃべっているオバサンがいたけど、もう少しで後頭部をひっぱ叩いてしまうところだった。横で長時間大声でしゃべられていると、まるでこんこんと説教されている気分にすらなってくる。
とはいえ、香港のケータイ電話利用環境はすこぶるいい。まず、通話料が安い。番号ポータビリティも適用されている。トンネルにいようが地下駐車場だろうが、だいたいつながる。急用や即応性が必要な連絡のときは、本当に助かる。移動中、こそこそと、「すいません、今電車の中なので後でかけ直します・・・」などと言う必要もないし、まわりから犯罪者のようににらまれることもない。ついででにいうと、日本の電車の静かなことといったら世界一。香港から一時帰国すると、ホッと安心すると同時にちょっと異様な感じも・・・。そして例のアナウンス、「他の人のご迷惑になりますので、車内での携帯電話のご利用はご遠慮ください・・・。」 ってやつ。あれ聞くたびに、「ケータイで話される迷惑より、もっと迷惑なことはいっぱいあるんじゃないか!?」と思ってしまう。痴漢、化粧、ゲロ、つり革でけんすい、スポーツ新聞のエロ写真・・・。なんで、ケータイだけを目のカタキにするんだろうと。ちなみにこんなアナウンス、世界ひろしといえども日本ぐらいのもんだ。
さてみなさんは、「電車の中でのケータイ電話使用」について、どう思いますか?

  • [どうでしょう?]
  • =======<本日GETのDVD>========
    ジパング Vol.1 [DVD]香港で有名なオタクビル『信和中心』で(ここはホントなんでもアリだねえ)。漫画やアニメには縁遠い生活ですが、漫画ではこの「ジパング」と「新ゴーマニズム宣言」だけは例外ということで。

    *1:香港携帯電話加入者数:2004年度は幾分減った模様