ブレックファスト in 香港

朝食メニューの一例

香港に住み始めてから驚いたことの一つに、「香港人は朝から出前一丁」というのがある。出勤途中にある街食堂とかで、例によって分厚い新聞を読みながら、ずるずるとラーメンをすする朝の光景に、思わず「ア〜ラよ!」って感じだ。
「これ食べなきゃ力が出ないんだよ。」と香港人の友人は言う。そんな彼の好物は、保存料たっぷりの妙につるんとしたハムと、香港玉子(黄身の色がうすく異常に賞味期限が長い)の目玉焼き、それらが器にざぶんと浸かった「ハムエッグ出前一丁」。
わるいけどそれ、「食べないほうが、健康にはいいんじゃないのか?
ぼくは「朝はコーヒーだけ」という生活を十年以上やっていたのだけど、やっぱり加齢と共にそれはまずいんじゃないかと思い始め、香港に来てからはシリアル製品だけでもとるようになった。最近のパターンは『イラ写』にあるように、シリアルドリンク、バナナ、クラッカー、それにコーヒー。「2分で用意でき、5分で食べられる」メニューで、クイック且つ効果的にエネルギーが得られる。
この"シリアルドリンク"なるもの、香港(台湾)以外ではチョット珍しく、日本やヨーロッパではほとんど見かけない(北米とかではポピュラーなんでしょうか?)。 要するに脱脂粉乳に小麦胚芽や粉末トウモロコシなどが混ぜてあるオートミールのドリンク版。 なんだか、「モダンなお粥」といえなくもない。一食ぶんの小袋をカップに移し、熱湯で溶かして飲む。いろんな種類のシリアルドリンクを試してみたけど、いまはネッスルの『nesVita』に落ち着いた。 比較的クセがなく、甘みも押さえてあっておすすめ。 よかったら試してみてください。 ビタミン・ミネラルが豊富で、そのせいか最近まったく風邪をひかなくなりました。
朝の満員電車、うっとり目を閉じて抱き合うカップルに混じり、猛然とケータイ電話でしゃべりまくる香港人たち。 出前一丁でパワー全開といった感じだ。 となりでぼくは、そんな彼らに朝っぱらからエネルギー吸い取られまくりです。


スーパーで売られる「出前一丁」、海鮮辛味、加哩味、などなど・・・種類も半端じゃなく多いです。 パワフル香港人の胃袋を朝から満たします。

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