ドライブ

中国では、21世紀の今なお山賊がでるら

長距離ドライブが好き。
愛車を駆れば、高速道路を20時間ぶっ続けで運転するのも平気。 街を飛び出し、郊外を走り抜け、山を越え、国境をまたぎ、谷をわたり、また国境をまたぐ。またぐ度に空気も変わる、匂いも変わる。
地平線の彼方、山間(やまあい)からのぞく教会の尖塔。 長い急勾配を3速に落として一気に駆け上がる。 セルフのガソリンスタンド、一杯のコーヒー、地図で位置を確認する。ずいぶん遠くまで来たなあ。
そんなドライブが好きだった。
4年前、ドイツから香港へ引っ越してきた直後、スタッフに「ここ(香港)から車を運転して、北京あたりまで行けるんかいな?」と訊いた。素朴な質問。距離にして2400km程度、高速道路を使えば、レンタカーで一泊二日で走り抜けられそうだ。うん、悪くない。帰りは飛行機で帰ってくればいいし。
「とんでもない! 山賊に身ぐるみ剥がされて命まで持ってかれますよ!」 スタッフは血相変えて答える。「まったく、正気の沙汰じゃ・・・」
そんなわけで、ぼくはもう4年以上車を運転していない。必要もないし、香港じゃ走っても楽しそうじゃない。
「時間と機会あれば、またヨーロッパへ飛び、思い切り走り回りたい」
いまでも、発作的にそんな思いが宙を駆けめぐります。イースター時期の欧州、ドライブには最高の日和です。いいなあ。

▼ドライブ1 ベンツでアウトバーンを走る

速度感の希薄なベンツ。車体、頑丈ですからね。200km/h超えても安定感抜群!

▼ドライブ2 BMWアウトバーンを走る

6気筒エンジンの軽快な吹き上がり、走り屋には最高です! 200km/hを超えると緊張感がすごいです

▼ドライブ3 ミニクーパーアウトバーンを走る

これハッキリ言って無謀です。周りの車に邪魔者扱いされるし、ミニの小さな車輪はどんな小さな凸凹も拾いまくります。120km/hの巡航速度でも悲鳴が出ます。「ケツ痛え!」

▼ドライブ4 シャレード広州市内を走る

死んでもしたくねえ! ていうか、死んだらできねえ!

  • [ランクが気になってきました。応援ありがとうございます。]