プーさんのネット会議

今回はインターネットについて
みなさん、この「イラ写日誌」はどこでご覧になってますか? 「会社」? 「自宅」? はたまた、「ネットカフェ」? あるいは「どれもあてはまる」って「表彰」差し上げたいような方も中にはいらっしゃるんでしょうか?
さて、ブロードバンドの普及に伴ない、ネットの利用方法も広がっていくかと思われたものの、ぼくの場合はあいかわらず利用頻度が高いのは、メールとブラウザ、それとチャットというお寒い状況で、ダイアルアップ時代とほとんど大差ない。「動画が見れる」、「ラジオが聴ける」てのも、生活が変わるほどの恩恵を感じない。
生活は変わらなくても、しかし仕事ではずいぶん変わったように思う。ブロードバンドの特徴の一つである「常時接続」というのは、「シロアリ」のようにじくじくとこれまでの業務連絡手段を崩壊させ、いつの間にか新しい方法を目の前に提示してみせた。
たとえばチャット。
ぼくたちの会社は、社内業務連絡のほとんどはこれでやっている。 オンラインになると「ピコ」と、社員の名前がポップアップされるので、「おはよう! 11時から○○について打ち合わせ、よろしく」なんてメッセージを流す。ちなみにここは香港で相手は東京、打ち合わせメンバーはそれぞれ広州、上海にいるから、実際会って話すなんてムリ、つまりこれはNSNメッセンジャーのようなチャットソフトを使った、「ネット打ち合わせ」なわけです。打ち合わせ中は、次々と設定書や画像といったファイルがネット上を飛び交う。打ち合わせ後の議事録は、チャットログをコピーし、全員にメールで配布するだけ。「誰が何を言ったか」もきっちり記録される。ある意味コワイけど、便利です。
おかげで会議の時間が大幅に減ったのと、「会議のための会議」が減った。「言った言わないの水掛け論」がなくなった。「無駄な出張」が減った。 減った時間ぶん休暇が増え、減った出張経費ぶん給料が増えた・・・とはなりませんでしたけど。
ともかくこの連絡方法の変化は、ぼくたちに「オフィスでなくても仕事ができる」環境を与えてくれました。まさにネットがあれば「どこでもオフィス」。各員のスケジュールやプロジェクト進行は、「WEB型グループウエア」のおかげで、オフィスに行って日程ボードをぼーっと見なくて済む。
ある日ぼくは、拾いモノを食べたせいか(冗談です)、食あたりになってしまい、午前中オフィスを休んでいた。そこへケータイが鳴り、広州から「会議招集」の連絡。もともと、ぼくが起こした問題について話し合われるので、参加しないわけにはいかない。すでに参加者全員集まっているという。
ごろごろ鳴るお腹を押さえ、パソコンをつかむと這うようにトイレへ!
「トイレでパソコン、しかも国際会議かよ!」
てなことになってしまいました。

「そのすがた、まるで ぷーさん 」
朝のトイレの新しい風景です。

無線LANって便利、ていうか、どうよ?



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