男の視線をわしづかみ

日本女性のケツはタレ気味!?

香港人と日本人」
どちらの女性がキレイか?
取引先の社長さん(香港人)と街を歩いているとき、どちらからともなくそんな話になった。場所はセントラル、このあたりは比較的女性たちのレベルが高い。 つい、足取りも軽やかになる。つられて「舌」も軽くなる。彼は東京に数年住んだこともあるから、なかなか手強そうだ。日本か香港か?民族を賭して、女性の優劣を決めるタイトルマッチは、そんな彼のジャブから始まった。

「情の厚さじゃ、香港女が上ですよ」 根拠についてはこう言う。
「日本女の情は水平に広いが、香港女はね、垂直に深いんです。だから一人の男性に深掘りして愛情を注ぐ」
「キレイ」かどうかの話題に、そんなジャブはいかがなものか? そんな不意打ち気味の彼に、ぼくはすかさず右フックをだす。
「香港男は女性にスポイルしすぎ、ゆえに女性がわがままになる」しかも、「甘やかしは女性の成長を奪う、香港女性はマチュア(成熟)でない」
ぼくはボディを連打する。 彼はそれにかまわず左フックを出す
「子供や女性、弱い者を守るのが男のミッション(役目)です」
正論だ。しかし、香港女性、弱くねえし!
「香港女性は、化粧や着ている服もワンパターン。髪型も、ほとんどがロングストレート。だからどの女性も後ろ姿が似てしまう。しかも、正面から見た姿とのギャップが激しすぎる」
ぼくは、こん身のストレートを彼の鼻柱に向けて放つ。 しかしながら、彼はそれをかわし、体勢を戻しながら、逆にカウンターを打ち込んでくる。
「日本女のケツは、タレています」
"どっかぁーん!"
彼のアッパーは、ぼくのアゴに炸裂した。

一瞬ぼくは宙に浮かび、「どぉっ」と地面に叩きつけられる。 「それをいっちゃあ、おしめえよ・・・」 返す言葉が紡(つむ)げない。「タレケツ」は隠せないからだ。どんなに精巧な化粧も、身体の線を矯正する衣服も、シャワーを浴びればたちまち剥がれてしまう。 しかも相手は下半身の流線美には定評のある香港女性。たちが悪い、「相手にとって不足」、ありまくりじゃないか。

「日本女性が世界一」。たとえぼくが中国人やイギリス人として生まれ育っていたとしても、きっとそう思うだろう自信がある。 しかし、それはぼくの主観であり、客観性を欠いている・・・、和室が日本の伝統文化を育んできたように、ケツもまた、伝統文化に形作られているのは事実。こんなことなら、もっと早く椅子の文化を吸収しておくべきだった。

「すべての愛すべき日本女性に、ヒップアップのご加護を!」
彼の後ろ姿を追いながら、いつしかぼくは夜空に叫ぶのだった。


さて、「夜空に叫んでばかり」もいられないので、今回の「イラ写」では、ヒップアップ体操をふたつ、ご紹介します。
「なにいってんのよ、このスケベオヤジ!変態!ふにゃチン野郎!」と、貴女たちのお怒りはごもっとも ("ふにゃチン"で悪かったな) です。けれども、どうかだまされたと思って、一度おためし下さい。 これからの季節、おしりの形はもう「コートでは隠せなくなる」のですから。


「レッツ、ヒップアップ・ア・ゴー・ゴー!」


▼ お尻を引き締め、セクシーキャットを目指す

  • 腕をクロスさせるように胸で組み、両脚を出来るだけ広げて立ちます。また左右のつま先も外側に開きます
  • ゆっくりと膝を曲げてお尻をカラダの真下におろし、大腿と床が平行になったら、ゆっくり元に戻します
  • 10回ワンセット、休憩を挟んで2〜3回繰り返します

*1

▼ タレ尻さようなら、ジーンズ大賞は我が手中

  • 床に背中を着けて仰向けになり、両脚を揃えて90度に曲げます
  • 両腕を左右に広げて、手のひらで床を押さえるように状態を固定します
  • お尻を床から引き上げ、肩、胸、お腹、膝が一直線になるようにします
  • 再びお尻を床に下ろし、これを繰り返します
  • 10回をワンセット、休憩を挟んで2〜3回繰り返します

*2
(なお、トレーニングは「就寝前」に、「一日おき」にやると効果的)



さあ、今年の夏は魅惑のヒップで「男たちの視線」をわしづかみです。
ていうか・・・



わしづかみ、させてください!(両方の手のひらを、前にかざしながら)





 ランクのヒップアップ、応援プリーズ

*1:できるだけゆっくり上下させ、お尻をすとんと真下に向かって

*2:数日後、慣れたら「片足」を水平に上げるなど負荷をかけるとより効果的です