雰囲気の感知力

会話上手はセクシーか?

「雰囲気の感知力」っていうのがある。 「空気を読む」といったほうがわかりやすいだろうか。 どんなに「ためになる話」だろうと、「楽しい話」だろうと、この感知力が欠けているならば、とたんに的はずれな発言になり、相手の心や脳に響かない。 響かない発言は、「会話のための発言」ではない。 「ふりむいて欲しい相手」に、「説得したい相手」に、「元気になってもらいたい相手」に、アナタのコトバは届かない。
ただ、発言者が「話したコトバだけ」がどこにもたどりつけずに、ぽつんとただよう。
「自分が話したいから話す」のか、「相手に聴いてもらいたいから話す」のか、見極める能力が会話には必要だと思う。 セールスマンが「前者」だと、おそらくお客は商品をこの人から買わないし、リーダーが「前者」だと、ダレもこの人についていかないだろう。
この見極めに必要なのが、「雰囲気の感知力」というセンスだ

このセンスを持ち合わせているヒトは、「沈黙の使い方」がとてもうまい。 みんなも経験あると思うけど、教室で先生が急に話すのをやめると、「どきっ」として、おしゃべりをやめたことはないだろうか?「なんか、怒られるんじゃないか?」とかね。 周囲のヒトタチの注意を集めるとき、「大声」をあげたり「音」をたてたりというのが普通だけれど、逆に「沈黙」で周囲の注意を促すという、テクニックも使い分けてみたい。 ぼくもセミナーやプレゼンテーションで、たまにつかっている。 が、タイミングがけっこうむつかしい。

ぼくの知ってる友人で女性にすごくモテる男達は、共通してこの「沈黙」の使い方がうまかったように思う。 発言した直後、相手にコトバを咀嚼させる間をきちんとあたえ、タイミングよく次のコトバを繰り出す。 そして再び沈黙し、相手の話をチャーミングにうなずきながら聴いている。 その間の、目線の動かし方がまた絶妙なのだ。
そういう男と女性が会話をしているのをそばで聴いているのは、どこかたのしい。 女性がだんだんと彼に惹かれていく様子が、ありありと感じられ、隣でぼくも飲んでいるお酒がどんどん進む。 彼女は彼に酔い、ぼくはそれを肴に酒で酔う。

そんなぼくの知っているモテる男たちは、容姿は人並みあるいはそれ以下だったりするのだけど、なんというか、いい「雰囲気」を持っていた。 西洋人にいわせると、「セクシーな男」とは、実はこういう人のことを言うらしい。

「しゃべりがうまい」のと、「会話がうまい」のは、似ているようでけっこう違う。 決定的に違うのは、やはりこの 「沈黙カード」のきりかただと思う。


齢(よわい)をいくつ重ねようと、
ぼくは、このあたりがマダマダだなあ・・・。





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本日の偶然 : ラッキーナンバーゲット

いただいたコメント読もうと、ページを開いてふとみると、こーんなラッキー数字「88888」が・・・!? 中華圏では最高のナンバーですからね。 素朴に嬉しかったです。 次は「10万目」かな、いったいどなたがGETするんでしょうか? しかし、はたして間に合うのか・・・?

▼ 「在香港・日本人バンドがライブ 130人が集う

6月5日に行ったライブの様子が、「読売新聞 衛星版」 【6月15日】に掲載されました。<The Rosen Montagのメンバーのひとりが6月末に帰国と発表があると一変して さよならライブに変身。 Speed KingとThe Rosen Montagの共演という珍しい一幕もあった> とありますが、それってぼくのことでしょうか?↓

Speed Kingの深田さんのじゃまをする「なおきん」 【撮影:Donkyさん